トマトの夢の続き

tommyoctopas.hatenablog.com

つづきです。

 そして事件は起きました。

 いつもの通り学校から帰ってきてトマトをカゴから出してあげました。

 

窓が開いてました。

 

一瞬の出来事でした。

開いていた窓に向かって飛んでいき、外へと飛び出していったのです。

 

「トマト!」

 

羽ばたいていくトマト

どんどん遠くへ飛んでいくトマト

ついにトマトは見えなくなってしまいました。

 

急いで外へ出てトマトを探しにいきました。

「トマト!トマト!トマト!」何度、名前を呼んだ事でしょうか

トマトを見つける事が出来ませんでした。

もしかしたら家に戻っているかもしれない、賢いトマトなので、そうに違いない。

それを期待しながら急いで家に戻りました。

 

部屋をいくら探してもトマトの姿はなく

 「トマト!」

もう名前を呼んでも、トマトは肩に飛び乗って来ません。

トマトがいない鳥カゴを見つめながら、泣いてしまいました。

 

それから窓を閉めることが出来なくなりました。

 

母は、夜になると窓を閉めようとしますが

僕はお願いしました。「窓を閉めないで、トマトが帰ってきたら入れないから!」

窓を開けっぱなしの日々が、しばらく続きました。

トマトは戻って来ませんでした。

 

窓からトマトの飛んでいった方向を見つめては、トマトどうしてるだろ、もしかしたら優しい人に拾われて飼われているのかもと

ようやくトマトのいない現実を受け止めるようになり

 

そっと窓を閉めました。

 

それからしばらくして学校からの帰り道、何気に雀の群れに目やると、1匹の黄色い鳥がいます。黄色いインコ!もしかしてトマトなの!?

それは紛れもなくトマトでした。

僕はすぐに駆け寄り「トマト!」と叫びました。

 

雀の群れが飛び去るのと同時に、トマトも飛び去りました。

トマト追いかけました。雀の群れと一緒に飛んでいくトマト

何かおかしい、確かにトマトに違いないが、何かおかしいのです。

何度「トマト!」と呼んでも僕を解ってくれないトマト

再び僕は衝撃に襲われました。

もうトマトは野生化してしまって、人間を恐れる鳥となって、雀の群れと一緒に暮らすようになっていたのです。

 

それからまた何度かトマトを目撃しましたが、もうトマトを見守るだけにして、近づかないようにしました。

 

さようならトマト

いつまでも元気でね

f:id:tommyoctopas:20170618072809j:plainそんなトマトの夢を今も見てしまうのですw

では