神戸グルメゲリラ

Nukko Nuko, sometimes gourmet blog

出張先のホテルでAM4:00「火災が発生しました。直ちに避難して下さい!」館内アナウンス、急いで逃げるのだ!!何とかバイアスを光速で打ち破り過ぎた結果、とんでもない事に

皆が寝静まったホテル、AM4:00頃です。

あらかじめ録音された装置の音声の館内放送が、けたたましく鳴り響く

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「火災報知機が作動しました!びよよん!」

「火災報知機が作動しました!びよよん!」

「火災報知機が作動しました!びよよん!」

繰り返し放送される。 

当然、まだ寝てます。

びっくりして飛び起き、何事?、もしかして、火災が発生したの?とりあえず、ガウンを脱ぎ、すぐ服を着ました。

そして恐る恐るドアを開け、廊下側に顔を出すと、煙もなく、煙の匂いもしません。

 

すると今度は

「火災の可能性があります。従業員の指示に従って下さい!」

「火災の可能性があります。従業員の指示に従って下さい!」

「火災の可能性があります。従業員の指示に従って下さい!」

繰り返し放送されだす。

オーマイガー!!

やっぱ火災なの、どこの階なのかアナウンスしろよって感じです。

装置のアナウンスなので、そこは無理なのかもしれません。

急いでカバンに荷物を入れ脱出する事にしました。ものの1分ぐらいで、大慌てで詰め込んだと思います。

その後、従乗員が訪れる事もなく、廊下側に、不安そうな宿泊客が、また一人、また一人と、ドアから顔を出して、様子を伺っており、一切、煙も匂いもなく、これ本当に火災なの?って感じです。

「火災の可能性があります。従業員の指示に従って下さい!」

が繰り返されており、これがなんとなく、自己判断を低下させる感じがします。一旦、このまま1Fに降りてみることにしました。この時点では、ほとんど決断を迫られるような緊迫感はありませんでした。

 

そしてその瞬間、今度は

「火災が発生しました。直ちに避難して下さい!」

「火災が発生しました。直ちに避難して下さい!」

「火災が発生しました。直ちに避難して下さい!」

繰り返し放送されだす!

どひゃーやっぱ火災だ!逃げるのだ!f:id:tommyoctopas:20190806013908p:plain確か1Fに食堂があったはず、おそらく高確率で火災を起こす火が出るとしたら、その1Fの食堂だ!

京アニのあの煙を出して燃え盛る様子がすぐ浮かびました。泊ってる部屋は3階の客室ですが、万が一、煙に巻かれたら時を考え、バスタオルを水に濡らし、手に持ちました。案外、非常階段がどっちの方向なのか、解らないもので、防火扉っぽいドアが非常階段の扉でした。

1Fへは直ぐに降りられましたが、そんな次々、各階から宿泊客が降りてくる様子がありません。1Fは火災を起こしてないみたいで、ホテルを見上げるも、どこの階が燃えているのか?さっぱり解らない感じでして火も煙も匂いも一切、確認できず、とても火災が起きてるとは、思えない静まり返った外はまだAM4:30過ぎって感じです。

 

1Fのフロントへ向かいました。でも従乗員さんが誰も居ません。

 そしてよくよく耳を澄ましてみると

「ただいまの火災警報は誤作動です。」

「ただいまの火災警報は誤作動です。」

「ただいまの火災警報は誤作動です。」

 と繰り返している!?

あれ?いつのまに?

さっきまで、火災発生!直ちに避難して下さい!って繰り返してたやん

どういうこと?

おそらく、非常階段を降りてる最中に変わったのでしょうか

オーマイガー、一番乗りで、僕、脱出してしまったよ!

しかも外まで逃げたのは、どうも僕独りだけでして

なんか恥ずかしい気分に苛まれました。

なんだこの恥ずかしさというか

独りだけ助かってしまった罪悪感というか

いや、そもそも助かったとか、そういう事ではなく

逃げたから助かったとかでもなく、むしろ逃げすぎたというか

なんでしょうかこの気分は、とてつもない孤独感の強い孤高感です。

フル装備でチェックアウトする訳でもないのに誰も居ないフロントに独り佇む僕、そして濡れたバスタオルが邪魔で邪魔で、カバンに入れる訳にもいかず、握り締めると水がしたたり落ちてきたので、ちょうど髪の毛の寝癖が直せるわと、頭をゴシゴシ拭きました。

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でもなんとなく僕の中では、モヤモヤ感が鎮火せず、くすぶってます。火災では無かったのに、モヤモヤ燃えているという、これ如何にというもどかしさです。

 

その後、従乗員さんが、ひと部屋ごと訪れ、謝りに謝っておられました。

フロントに人が居なかったのは、奥の部屋で必死に警報機を停止させようとしていたそうです。誤作動の原因は不明で、本日、機器メーカーに見てもらうとの事

この時点で、AM5:00過ぎ、もう寝るのもあれなんで、お腹が鳴り出したので、脱出したのその足で、コンビニへ朝飯を買いにいきました。

 

カレーパン2個と缶コーヒーを買って

コンビニの前でホテルの方を眺めながら食べました。カレーパンをかじりると、何故か笑いが込み上げてきまして、それは

今、改めて振り返りながら、このブログを書いてますが、はやり正常性バイアスがあったと思います。よほど火災が確定的に、火とか煙を目にしない限り、ましてや寝起きの脳がまだ100%覚醒していない状況化では、判断がどっちつかずに陥りやすい、そして逃げ出す人がいないと、まだ大丈夫とういう正常性バイアスになっていたのではないかと、それと誰も逃げ出す人がいなければ、独り逃げ出す行為にストップがかかってしまう同調性バイアス、これを奇しくも経験したのではないかと、それにしても

笑いが込み上げてきたのは、自分の逃げ足の速さにです。

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カレーパンを食べてる時は込み上げる笑いの源泉を理解していませんでしたが

つまり正常性バイアスや同調性バイアスを光速で打ち破る逃げ足の速さに無意識に笑っていたのかもしれません。

とはいうものの、これが本当に火災であったなら、このカレーパンも笑いながら食べることも無かっただろうし、いつ何が何どき自分に降りかかってくるか、解らないという事を改めて認識した次第です。

 

2個目のカレーパンを食べると、モヤモヤ感も鎮火した。

もう薄っすら明るくて、鳥のさえずりが、どこから聞こえる典型的な夜明けの雰囲気で、そういえば何故カレーパン2個も買ったのだろうと、たぶん興奮していたのでしょうか、まぁカレーパンは大好きなので、いいとして、それよりも、髪の毛の寝癖を直しに、もうAM6:00になろうとしているホテルへそそくさと戻り、髪の毛が乾くと、AM7:00で、また腹減り出して、コンビニ行くが、もうこの時は興奮も冷めて、冷静にカレーパン以外のもを買うのだと、おむすびにしました。

チェックアウトする時、支配人さんと思われる人がフロント前に立っておられまして、気の毒なぐらい神妙な面持ちで、警報機の誤作動の件を何度も何度も誤っておられました。火災じゃくて誤作動でほんと良かったですと、僕も会釈してチェックアウトしました。

 

ここ最近、避難訓練とかってのは

案外、体験していてないような気が致します。おそらくですけど、避難訓練においてさえも、同調性バイアスってのが働くのではないかと、ようするに訓練やのに、独り必死で逃げるのは恥ずかしいといった気分です。むしろ避難訓練で、わざと正常性バイアスとか同調性バイアスを体験させるのが目的のタイプの避難訓練もあってもいい様な気がしました。今回は、ある意味「リアルどっきり火災避難訓練」だったのかもしれません。そして各宿泊客がどういった行動、そしてどのような心理が働いたか調査すれば、かなり貴重なデータを取れるのではないかと、そんな考えも、ふと浮かんでしまった今回のハプニングでした。

しかしながら僕は何とかバイアスを光速で打ち破り、カレーパンを2個ゲットしにいく足を持ってるようですw

では

※どこのホテルかというのは、ホテルの名誉もあるでしょうし、伏せておきます。特にホテルの対応にも問題は無かったと思います。